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ドラッグストアの薬剤師とは?仕事内容や将来性について解説!

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ドラッグストアの薬剤師

ドラッグストアの薬剤師は、市販薬選びの強い味方です。薬の知識だけでなく、その地域に住む人々の健康サポーターとして重要な存在です。

近年は、調剤薬局で受付後に待ち時間で買い物ができる調剤併設型ドラッグストアが増えています。土日も開いているので、4日間の処方箋有効期限が気にせず利用できます。

本記事では、ニーズが高まるドラッグストアの薬剤師について解説します。

 

1. ドラッグストアの薬剤師とは

ドラッグストアの薬剤師

1-1. ドラッグストアとは

ドラッグストアに、厳密な法律的定義はありません。例えば、日本ドラッグストア協会は「医薬品と化粧品を中心に、日用家庭用品、文房具、フィルム、食品等の日用雑貨を取り扱うお店」としています。

扱う医薬品は一般医薬品が中心で、許可の種類は「店舗販売業」になります。一般医薬品は、第1類と第2類、第3類があります。そして第1類と第2類を販売する場合には、薬剤師と登録販売者が必須です。また第1類と要指導医薬品の販売の場合は、薬剤師が必須となります。

近年伸びているのは、調剤併設型の「薬剤師がいるドラッグストア」です。家の近くで、薬剤師のいるドラッグストアはニーズが高いのです。

1-2. ドラッグストアの薬剤師の仕事とは

1-2-1. 医薬品の販売

ドラッグストで販売される医薬品は、4種類あります。具体的には、要指導医薬品、第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品です。このうち、要指導医薬品、第1類医薬品は薬剤師が常駐していないと販売できません。

また要指導医薬品や第1~3類の医薬品を求めるお客さんに対しては、現在の症状や体質、飲み合わせなどをヒアリングし、適切な販売が求められます。

1-2-2. 健康相談

健康サポート薬局のロゴマーク

ドラッグストアでは、医薬品以外にも健康食品やサプリメントなど、幅広い商品を販売しています。薬剤師は、そのような方々の悩みや症状をお聞きし、適切な商品を提案します。また必要に応じて、医療機関への受診をおススメすることも求められます。

2018年4月1日から、健康サポート薬局がスタートしました。これは要指導医薬品や介護用品の商品選びのお手伝いや、週末の開局など、さらに発展させた制度です。健康サポート薬局には、薬剤師として5年以上の実務経験がある薬剤師が常駐しています。

1-2-3. レジ打ちや品出し、在庫管理など

ドラッグストアの薬剤師は、レジ打ちや品出し、陳列といった店舗運営業務をすることが多々あります。ドラッグストアは、特売品を何にするか、その場所はどこにするか、ポップはどうするかといった要素で、売上げが変わります。

このような店舗の運営に関する提案や創意工夫も、ドラッグストアの薬剤師には求められます。

1-3. ドラッグストアの薬剤師の勤務形態とは

ドラッグストアはお客さんの利便性を高めるため、夜21~22時まで営業している店舗がたくさんあります。一部では、24時間営業しているお店もあります。このようにドラッグストアの営業時間は長いため、薬剤師の勤務形態はそれに合わせた形になっています。

一般的には、シフトで管理します。そして多くの場合、早番と遅番に分かれて、実働8時間で組みます。実際の大手ドラッグストアの求人条件では、勤務曜日と時間については「変形労働時間制・原則実働8時間(休憩60分)※シフト制」が多いようです。ただし深夜営業があるドラッグストアは、夜間勤務がある可能性があります。

転職活動において、事前にしっかりと労働条件を把握されたい方は多いでしょう。そんな時に便利なのが、転職口コミサイトです。入りたい企業の名前を入力すれば、以前そこで働いていた人のクチコミが閲覧できます。

例えば「openwork」は、1500万件のクチコミが読める転職サイトで使いやすいです。有名なドラッグストアは、網羅されています。

 

2. 調剤併設型ドラッグストアの薬剤師の将来性

ドラッグストアの薬剤師の将来性

2022年度のドラッグストアの全国総売上は、8兆7134億円に達しました。また全国総店舗数は、2万2084店舗あります。(※薬事日報【JACDS】)これは、薬剤師の仕事の現場としては、無視できない規模です。

薬剤師が働く場所には、ドラッグストア以外に薬局や病院、行政機関などがあります。その中でドラッグストアで働く薬剤師のシェアはまだ15%前後ですが、今後増えると予想されています。ここでは、その将来性について解説します。

2-1. 処方待ち時間に買い物ができる

薬剤師にとってドラッグストアの有望性

お薬の待ち時間に買い物ができるのは、調剤併設型ドラッグストアの大きな魅力です。薬剤師は処方箋を確認し、他の薬との飲み合わせや過去の副作用を確認します。また疑問が生じた時は、発行した医師に確認します。そして安全確認後、薬のピッキングや分包、調合を行います。その後、再度確認します。

このように薬剤師が薬の調合や安全性を確認している間に、買い物ができるのが調剤併設型ドラッグストアの魅力です。

2-2. 診療報酬改定の点数変更の影響を受けにくい

診療報酬の改定は、調剤薬局の売上げに直接ダメ―ジを与えます。一方調剤併設型ドラッグストアは、医薬品以外の売上げがあるので、経営的にリスクヘッジできている強みがあります。

2-3. スーパーに負けない安価な価格設定が魅力

薬剤師がいるドラッグストア

ドラッグストアで売っている商品は、実はスーパーより安いものが結構あります。例えば、「日配品」「インスタント麺」「菓子類」「飲料」「酒類」などです。日配品とは、パンや卵、乳製品、豆腐、ハム・ウィンナーなど、日持ちせずに冷蔵が必要なものです。

特に「白もの」といわれる卵や牛乳、食パンと、「広告の品」はスーパーより安くなる可能性があります。こういった商品の価格競争力が、店舗の集客力に繋がっています。

2-4. ポイント制も無視できない魅力

医薬品だけでなく、日用品から食料品までいろんなものが安く買えるドラッグストアは、ポイントも大きな魅力です。しかも独自ポイントだけでなく、Tポイントや楽天ポイント、dポイントなどの共通ポイントを貯めれる店舗もあります。こういった企業努力が、お客さんの来店動議につながっています。

2-5. 研修などの教育サポートに力を入れている

ドラッグストアにとって、薬剤師の採用は店舗網の拡大にあたっての重要なテーマです。特に新卒の採用には、力を入れています。新卒の薬剤師を採用するためのフックとして、待遇の向上だけでなく、研修や自己研鑽、福利厚生は手厚くしています。

 

3. まとめ

どんなビジネスも、お客さんがいないと成り立ちません。それはドラッグストアも同様です。

そのため、ドラッグストアの出店は事前に商圏をリサーチし、駅に近いなど、利便性の高い場所に出店します。また医薬品以外の商品ラインナップと価格競争力を持ち、今や「健康サポートとスーパーの良いとこ取り」の様相を呈しています。

今後更にITを活用した薬剤師の服薬指導に重点が移行していった場合、ドラッグストアは地域の医療拠点としてもより存在感が増すでしょう。

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