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薬剤師の本は、薬の説明から現場ノウハウ、処方監査まで、多岐に渡ります。薬剤師として知識を深めるには、先輩への質問や、研修会など様々な方法があります。その中でも、本を読むのもおススメです。
本は、自分が知識を深めたいテーマを、自由に選べます。また値段もリーズナブルで、何度も繰り返し復習できます。この良書を選び、二度、三度繰り返し読みこなすことが、学習効果を高めるポイントです。
今回は、Amazonの中でも評価が高く、カスタマーレビュー投稿数が多い本を選んでご紹介します。また読者の声も一部紹介することで、中身の感想もわかります。
是非良書を活用し、薬剤師としてのスキルアップにお役立て下さい。
1. 薬剤師の本とは
1-1. 自分が興味のある分野を独学で習得できる
本が便利なのは、自分がスキルアップしたい分野を独学で選べることです。例えば服薬指導について詳しく知りたい場合、まずその分野で評価の高い本を選びます。
そしてその本を何回も繰り返し読むことで、その著者が長年かけて修得した知識と経験が身に付きます。例えば、重要なポイントは赤線やマーカーを引くとより記憶に入りやすいでしょう。
しかも本の価格は、その多くが2,000~4,500円前後です。先人の経験や知識がこの価格で手に入るのは、非常にコストパフォーマンスが高いといえます。
1-2. スキマ時間を有効に活用できる
本は、電車での通勤時間や、休憩の余った時間でも読むことができます。またお風呂上りのリラックスしたタイミングで、気軽に読むのも良いでしょう。このように、本は日常のスキマ時間を上手に使って勉強できます。
また学習効果を高まるのは、生活習慣化することです。例えば朝少し早く起きて、毎日30分10ページ読むのもいいでしょう。毎日のスキマ時間を上手に活用すれば、スキルアップを効率的に実現できます。
1-3. 今は購入前に本の品質がある程度わかる
例えばAmazonの場合、平均評価の点数で、その本のクオリティがある程度わかります。またカスタマーレビューを読めば、その本の中身や読みやすさなどがわかります。また著者や編集者のプロフィールを読めば、書き手の専門性がどれぐらいあるのかも判断できます。
2. 薬剤師におススメの本とは
2-1. 薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100
薬剤師にとって、薬に関する知識は非常に重要です。そんな薬の個々の特徴がよくわかるのが、この『薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100』です。現場での服薬指導や疑義照会、処方提案に自信が持てる一冊です。
山本雄一郎氏は、「医師の処方意図が透けて見え、服薬指導に柔軟性が生まれるようになる」と評価しています。またカスタマーレビューでは、「とても読みやすい文章で、1単元ずつ読み進められるのがとてもいいです」というものがあります。こういった誌面構成も独学を継続させる上で、大切なポイントです。
内容例
① Ca拮抗薬『アムロジン』『ワソラン』『ヘルベッサー』
→血管と心臓に対する作用,Ca拮抗薬の3つの系統
② ループ利尿薬『ラシックス』『ダイアート』『ルプラック』
→作用の強さと長さ,低K血症の副作用
③ SU類『アマリール』『グリミクロン』『オイグルコン』
→付加効果と血糖降下作用の強さ
④ ストロングスタチン『クレストール』『リピトール』『リバロ』
→治療効果と相互作用
⑤ 血液をサラサラにする薬『ワーファリン』と『バイアスピリン』
→抗凝固薬と抗血小板薬
2-2. 薬局で使える実践薬学
薬局の日々の業務では、薬物動態学や薬理学に関わる様々な疑問に遭遇します。深い知識がないと、服薬指導のシーンで文書に書かれた内容しか説明できない薬剤師になってしまいます。
この本の著者山本雄一郎氏は、DI Online人気連載「薬局にソクラテスがやってきた」の著者です。
「高齢女性へのセレコックスは要注意! 」「ARBの変更で、尿酸値が上昇したのはなぜ?」といった実践薬学のノウハウを伝授してくれます。
主な内容
① 4月 睡眠薬の分類と服薬指導のヒント
② 5月 原則通りにいかない薬物動態学のワナ
③ 6月 “機序不明”の陰にトランスポーターあり
④ 7月 CYPが関与する相互作用を見抜くコツ
⑤ 8月 腎機能チェックはこれで完璧!
⑥ 9月 抗不整脈薬の副作用から患者を守れ
2-3. ロボット薬局 テクノロジー×薬剤師による薬局業界の生き残り戦略
2020年11月17日、Amazonが処方箋医薬品の注文を受け付ける「Amazon薬局」サービスを開始しました。またアメリカで始まった今回のサービスは、カナダやオーストラリアでも始まっています。
そういった次世代の薬局サービスの提言が、「ロボット薬局」です。これはピッキング作業をロボットに任せ、薬剤師は服薬指導等の対人業務に専念させるというものです。
そういった社会が来るかどうか別にして、テクノロジーを駆使した薬局業界の生き残り戦略が学べる良書です。
目次例
第1章 Amazon薬局の襲来で日本の薬局は壊滅の危機に陥る
① 政策誘導で始まった日本の医薬分業
② 厳しい状況へ進む薬局業界
③ 薬局業界は特殊な業界
④ 薬局に対する本当の試練は海の向こうからやって来る
⑤ Amazonが次に狙いを定める業界こそが薬局
⑥ 2018年のピルパック買収の衝撃
⑦ Amazon薬局が日本に上陸するのは時間の問題
⑧ DXで後れを取る薬局業界
⑨ Amazonが狙うのは電子処方せん導入のタイミング
⑩ 規制の根底にあるのは「薬局の利益よりも患者の利益」
⑪ Amazon薬局という黒船はすぐそこまでやって来ている
2-4. からだがみえる
この『からだがみえる』は、チーム医療を実施している医療法人に好評のテキストです。人の身体の複雑な構造も、綺麗でわかりやすいイラストで解剖学がどんどん頭に入ってきます。
ビジュアルを有効活用して理解を促進しているのが、本書のメリットです。例えば、漫画的な表現や模式図が多用されています。
この一冊で、解剖学と生理学の基礎がしっかり身に付けることができます。しかも、各臓器の専門家が監修しているので、情報の信頼性が高いのも大きな特徴です。
2-5. デキる薬剤師をつくる現場の教科書
薬剤師になるには、国家試験に合格する必要があります。しかし、国家試験に受かるだけで、立派な薬剤師になれるわけではありません。一流の薬剤師になるには、知識だけでなく、それを裏付けする経験の範囲と深さが大切です。
この『デキる薬剤師をつくる現場の教科書』には、薬剤師が知りたい現場知識が網羅されています。具体的には、「調剤技術」「保険請求」「学会発表」「外国人対応」などを丁寧に解説してくれています。
大学では決して学べない現場の実務力アップに通じるノウハウが、満載の本です。
目次と内容例
① Chapter1 まずは基礎のキ!
→薬剤師を取り巻く最新トピックス
② Chapter2 日常業務の常識
→処方箋と疑義照会、一包化できない医薬品、粉砕・脱力カプセルできない医薬品、ヒヤリ・ハット事例他
③ Chapter3 法規・制度・保険請求の常識
→会計の内訳説明、レセプト必須知識、公費負担医療制度、個人情報保護法、副作用報告他
④ Chapter4 服薬指導の常識
→患者情報の引き出し方、お薬手帳の活用術、投薬後フォロー、ハイリスク薬他
⑤ Chapter5 コミュニケーションの常識
→患者・家族とのコミュニケーション、認知症、クレーム対応術他
⑥ Chapter6 在宅の常識
→患者宅・介護施設で薬剤師ができること,できないこと、バイタルサイン入門他
⑦ Chapter7 デキる薬剤師の常識
→臨床医学論文、症例検討会、場面別英会話他
2-6. 今日の治療薬2023:解説と便覧
この『今日の治療薬:解説と便覧』は、臨床で使用される医薬品を、薬効群ごとに解説と便覧で構成したベストセラーです。本のサイズは手のひらサイズで、ちょっと調べるのにピッタリです。
コンパクトサイズながら医薬品情報がぎっしり詰まっており、2023年版には解説章末コラム「薬剤師の視点」が新設されています。また、薬価、ジェネリック、製剤写真をオンラインで提供するオンラインサービス「e-OMAKE」を開始しました。
ポイント
① 巻頭に新型コロナウイルス感染症治療薬他
② 各章に「同効薬インデックス」を追加
③ 特定薬剤管理指導加算及び薬剤管理指導料「1」の算定対象となる薬剤に
④ 処方に際して研修受講や登録が必要な薬剤に
⑤「薬剤師の視点」を新設
⑥「e-OMAKE」がスタート
⑦ QRコードサービスが利用できる
3. 若手の薬剤師におススメの本とは
3-1. できる薬剤師とよばれるために 上手に使いたい薬学ナレッジ101
この『できる薬剤師とよばれるために 上手に使いたい薬学ナレッジ101』は、アンケート調査に基づいています。具体的には、調剤薬局に勤務している薬剤師に対して、臨床で困ったことを聞いて執筆された本です。
現代の薬剤師が患者さんの信頼を得るためには、十分な薬学的知見が求められます。この本では、大学でまなんだ基礎的な内容を学び直し、臨床への応用力を鍛えることを目的としています。そして、薬剤師業務をする上でおさえておきたい101個の項目が取り上げられています。
内容例
第1章 医薬品の適正使用を進めるための情報ツール
① 素早く回答するための添付文書の読み方は?
② 副作用はどの程度まで説明する?
③ 重篤な副作用の症状はどのように説明する?
④ RMPの上手な使い方は?
⑤ RMDAの審査報告書を具体的に活用するには?
⑥ 禁忌でも使用することはある?
⑦ 適応外でも使用可能なことはある?
⑧ 腎排泄型と肝代謝型はどのように判断する?
3-2. これが私の薬剤師ライフ 6年制卒50人がキャリアを語る
50通りの薬剤師ストーリーが掲載されているのが、この『これが私の薬剤師ライフ 6年制卒50人がキャリアを語る』です。また年齢層も20~30代なので、若手の薬剤師にとっては非常に身近な存在です。
薬局やドラッグストア、病院、大学、企業など、進路別のキャリアの悩みが興味深いです。現在、ご自身のキャリアに悩まれている方、これから薬剤師を目指す方には必見の内容だと思います。
カスタマーレビューにも、「薬剤師になって仕事を極める人、地域にどんどん出ていく人。そして製薬という形で患者さんの健康に貢献する人、どのキャリアも精力的で魅了的でした」という声がありました。50の生き方、50の価値観に出会える一冊です。
内容例
① Case01 DgS→薬局/ドラッグストアで経験積み、在宅を手掛ける薬局に転身
② Case02 病院/病気の子どもと家族の笑顔のため小児薬物療法の専門性生かし日々チャレンジ
③ Case03 病院、大学院/患者の命を預かる急性期医療の現場で専門性を発揮
④ Case04 病院→企業/〝人として〟の薬剤師の可能性を広げるために病院薬剤師からスタートアップの社員に転身
⑤ Case05 フリーランス→起業/フリーランス、派遣、正社員を経験、起業し薬剤師のブランディングを支援
⑥ Case06 薬局/産後の時短勤務に葛藤しながら得られたやりがい
⑦ Case07 大学院→企業/研究開発職を志し、試薬開発で医療に貢献
4. まとめ
薬剤師がスキルアップするためには、いろんな方法があります。例えば、職場の先輩に質問したり、研修会やセミナーへ参加するのも有意義です。
本は、いつでもどこでも勉強できるという特徴があります。通勤時間やちょっとしたスキマ時間を活用して、勉強することができます。
近年はインターネットが発達し、書籍購入も簡単にワンクリックでできます。しかもユーザーの評価点やカスタマーレビューで、その本の品質もある程度予想できます。
またサブスクサービスに入会し、スマホやタブレッドでどんどん読み進めることもできます。
大切なのは、学びを継続し、現場で実践することで自分の血肉にすることです。単なる知識ではなく、行動することで経験値としてストックされ、スキルアップに繋がっていきます。
理想の薬剤師を目指す上で、本は力強い味方になってくれます。