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一包化できない薬一覧とは?その理由についても詳しく解説します

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一包化できない薬一覧は、調剤薬局では重要なツールです。本記事では、その理由についても詳しく解説しています。ぜひ参考にして下さい。

 

1. 一包化できない薬の理由について

薬の一包化は、服用1回分ごとに小分けに包装することです。患者さんの飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができます。しかし、全ての薬を一包化できるわけではありません。ここでは、一包化できない薬の理由について解説します。

1-1. 薬の特性が原因で一包化できない

1-1-1. 薬剤に吸湿性や遮光性、光分解性がある

湿気や光が原因で、薬剤の安定性が損なわれる可能性があります。具体的な例を、以下に記します。

・吸湿性…水分を吸収しやすく、変質する可能性がある薬剤です。例えばアスピリンや制酸剤などがあります
・遮光性…光によって分解し、薬効が劣化する可能性がある薬剤で、ビタミン剤やホルモン剤があります
・光分解性…光によって薬剤の化学構造が変化し、その結果有害物質が発生する恐れがある薬剤です。抗生物質が該当します。

1-1-2. 薬の形状が一包化に適さない

・口腔内崩壊錠…口の中で崩れて速やかに体内に吸収されるように設計されているので、一包化によって崩壊が阻害される可能性がります
・軟膏やクリーム…チューブや容器に入っているため、一包化には向いていません
・注射薬や坐薬…滅菌状態を維持する必要があり、一包化によって汚染する恐れがあります

1-1-3. 薬剤の数が多い

薬剤の種類や数が多い場合、一包化の作業の負荷が大きくなります。そのため誤封入のリスクが高まり、一包化を避けることがあります。

1-2. 薬の服薬上の制限で一包化できない

1-2-1. 薬剤に相互作用がある

性質が異なる薬剤を一緒に服用すると、効能が弱まったり、副作用が出やすくなるリスクがあります。そのため一包化で薬剤が混ざることを防ぐために、避ける場合があります。

1-2-2. 必要な時に服用する薬剤の場合

症状に応じ必要時に服用する薬剤の場合は、一包化により服用のタイミングを逃す可能性があり、一包化しない場合があります。

1-3. コストの問題

一包化には、手間とコストがかかります。そのため患者さんの経済的負担を考慮し、一包化を避けることがあります。

 

2. 一包化できない薬の場合の工夫について

2-1. PTP包装のまま服薬指導を行う

PTP包装では、薬剤が個別に包装されています。そして光や湿気から守る効果があるため、一包化できない薬剤の場合にPTP包装のまま服薬指導を行う場合があります。

2-2. 服薬カレンダーを活用する

服薬カレンダーは、どの曜日のどの時間帯にどの薬剤を服用すべきかを一目でわかるものです。その服薬カレンダーを活用することで、患者さんは飲み忘れを防ぐことができます。

2-3. 服薬支援システムを活用する

2-3-1. 服薬支援システムとは

服薬支援システムとは、医療や介護の現場での服薬支援のための情報システムです。今の日本は高齢化や認知症患者の増加により、服薬ミスは大きな社会問題になっています。服薬ミスは患者さん本人の健康被害だけでなく、医療費の増加や介護負担にもつながります。そのため服薬支援システムを活用することで、誤薬を防ぎ、服薬状況の把握を促進し、服薬ミスの防止に役立ちます。

2-3-2. 服薬支援システムの主な機能

服薬支援システムには、「服薬指示の確認」や「服薬状況の記録・管理」、「服薬状況の分析」等に機能があります。また服薬カレンダーや服薬アラームなど、服薬を忘れずに正しく行うツールも提供します。

 

3. 一包化できない薬一覧について

ここでは、一包化できない薬一覧を以下に記します。

薬品名 剤型 吸湿性
5-FU錠50協和 フィルムコーティング錠    
MSコンチン錠10mg フィルムコーティング錠    
MSコンチン錠30mg フィルムコーティング錠    
MSコンチン錠60mg フィルムコーティング錠    
アイピーディカプセル100 硬カプセル剤  
アサコール錠400mg フィルムコーティング錠    
アスパラカリウム錠300mg フィルムコーティング錠 有   
アデムパス錠0.5mg フィルムコーティング錠    
アデムパス錠2.5mg フィルムコーティング錠    
アドシルカ錠20mg フィルムコーティング錠    
アボルブカプセル0.5mg 軟カプセル剤  有 不安定 
アマージ錠2.5mg フィルムコーティング錠  有  
アマティーザカプセル24μg 軟カプセル剤  有 不安定  
アリセプトD錠3mg 口腔内崩壊錠   不安定 
アリセプトD錠5mg 口腔内崩壊錠   不安定 
アレジオン錠20 フィルムコーティング錠 有   
イクスタンジカプセル40mg 軟カプセル剤  
イミグラン錠50 フィルムコーティング錠 有   
イレッサ錠250 フィルムコーティング錠 有  不安定  
ヴォリブリス錠2.5mg フィルムコーティング錠    
ウテメリン錠5mg フィルムコーティング錠 有  不安定  
エストラサイトカプセル156.7mg 硬カプセル剤 有   
エフピーOD錠2.5 口腔内崩壊錠 有   
エルカルチン錠300mg フィルムコーティング錠 有   
オキシコンチン錠10mg フィルムコーティング錠    
オキシコンチン錠20mg フィルムコーティング錠    
オキシコンチン錠40mg フィルムコーティング錠    
オキシコンチン錠5mg フィルムコーティング錠    
オーグメンチン配合錠250RS フィルムコーティング錠 有   
オダイン錠125mg 素錠   不安定  
オバルモン錠5μg 素錠 有   
カバサール錠1.0mg 素錠 不安定  
カルブロック錠16mg 素錠 不安定 
キプレスチュアブル錠 チュアブル錠 有  不安定  
グラケーカプセル15mg 軟カプセル剤    
クラリチンレディタブ錠10mg 口腔内崩壊錠    
グリベッグ錠100mg フィルムコーティング錠    
クレストール錠2.5mg フィルムコーティング錠  
ケーサプライ錠600mg フィルムコーティング錠    
コタロー麻黄附子細辛湯エキスカプセル 硬カプセル剤  
コぺガス錠200mg フィルムコーティング錠    
コレバイン錠500mg フィルムコーティング錠    
サイトテック錠200 素錠 有   
サノレックス錠0.5mg 素錠    
サラジェン錠5mg フィルムコーティング錠 有   
サリグレンカプセル30mg 硬カプセル剤 有   
ザンタック錠75 フィルムコーティング錠 有   
ジオトリフ錠20mg フィルムコーティング錠 不安定  
ジオトリフ錠30mg フィルムコーティング錠 不安定  
ジオトリフ錠40mg フィルムコーティング錠 不安定  
ジスロマック錠250mg フィルムコーティング錠    
ジプレキサザイディス錠5mg 口腔内崩壊錠    
シングレア錠10mg フィルムコーティング錠 有  不安定  
セルニルトン錠 裸錠 有  不安定  
セレジストOD錠5mg 口腔内崩壊錠 有   
ゾーミックRM錠2.5mg 口腔内崩壊錠 有   
ゾフランザイディス4 口腔内崩壊錠 有  不安定  
ダクチル錠50mg フィルムコーティング錠    
タリオンOD錠10mg 素錠(口腔内崩壊錠)  
タルセバ錠100mg フィルムコーティング錠    
タルセバ錠150mg フィルムコーティング錠    
タルセバ錠25mg フィルムコーティング錠    
チガソンカプセル10 硬カプセル剤 有   
ティーエスワン配合OD錠T20 口腔内崩壊錠 有   
ティーエスワン配合OD錠T25 口腔内崩壊錠 有   
ディナゲスト錠1mg フィルムコーティング錠   不安定  
デパケン錠200mg フィルムコーティング錠  
テルロン錠0.5 素錠 不安定  
トビエース錠4mg フィルムコーティング錠    
トラクリア錠62.5mg フィルムコーティング錠    
ドラマミン錠50mg 素錠    
トレドミン錠12.5mg フィルムコーティング錠 有   
トレドミン錠25mg フィルムコーティング錠 有   
ニトロペン舌下錠0.3錠 舌下錠    
ネオーラル25mgカプセル 軟カプセル剤 有   
ネオーラル50mgカプセル 軟カプセル剤 有   
ネクサバール錠200mg フィルムコーティング錠 有   
パーロデル錠2.5mg 素錠 有  不安定  
パシーフカプセル30mg カプセル剤    
バラクルード錠0.5mg フィルムコーティング錠  
パンスポリンT錠200 フィルムコーティング錠  
ビ・シフロール錠0.5mg 素錠 有  不安定  
ビビアント錠20mg フィルムコーティング錠    
フェアストン錠40 裸錠   不安定  
フォスブロック錠250mg フィルムコーティング錠 有   
プラザキサカプセル110mg 硬カプセル剤    
プラザキサカプセル75mg 硬カプセル剤    
プリモボラン錠5mg 素錠    
フルダラ錠10mg フィルムコーティング錠 有   
プレディニン錠50 フィルムコーティング錠  
プロスタグランジンE2錠0.5mg「科研」 フィルムコーティング錠 有   
ベネット錠2.5mg フィルムコーティング錠    
ベネット錠75mg フィルムコーティング錠    
ベプリコール錠50mg フィルムコーティング錠    
ペルサンチン-Lカプセル150mg 硬カプセル剤  
ペンタサ錠500mg 素錠 不安定  
ホスレノールチュアブル錠250mg チュアブル錠    
マクサルトRPD錠10mg 口腔内崩壊錠 不安定   
ミラペックスLA錠1.5mg 素錠  
メイアクトMS錠100mg フィルムコーティング錠 有   
メテルギン錠0.125mg 糖衣錠    
ヤーズ配合錠 フィルムコーティング錠    
ヨウ化カリウム丸50mg「日医工」 丸剤    
ラジレス錠150mg フィルムコーティング錠    
ラミクタール錠25mg 素錠    
リウマトレックスカプセル2mg 硬カプセル剤    
リカルボン錠50mg フィルムコーティング錠    
ルナベル配合錠LD 素錠   不安定   
レグパラ錠25mg フィルムコーティング錠  
レグパラ錠75mg フィルムコーティング錠  
レザルタス配合錠HD フィルムコーティング錠 有   
レベトールカプセル200mg 硬カプセル剤    
レボレード錠12.5mg フィルムコーティング錠    
レミッチカプセル2.5μg 軟カプセル剤 不安定   
ロイコボリン錠25mg 錠剤 有  不安定   
ロルカム錠4mg フィルムコーティング錠 有  不安定   

※出典 公立陶生病院 分包不可薬品リスト
※参考文献 メーカーインタビューホーム

 

4. 一包化できない薬一覧のまとめ

薬の一包化は、患者さんの飲み忘れや飲み間違いを防ぐ便利な手法です。特に高齢化が進む日本では、複数の疾患がある方や、認知症になる高齢者の方もいらっしゃいます。そういった社会情勢の中で、一包化は効果的です。

しかし、薬剤によっては一包化に適さないものがあります。そして薬剤師は、常にその状況を把握しておく必要があります。その時に、一包化できない薬一覧が便利です。そこで本記事では、一包化できない薬一覧をスマートフォンでも見やすい形でご紹介しました。ぜひ、日常の業務に役立てて頂ければ幸いです。

また一包化については、『薬の一包化とは?メリット・デメリットから費用例まで解説します』で詳しく解説しています。こちらも、参考にして下さい。また分包機については、『分包機とは?薬剤師がより患者さんと向き合う時間を作るために』で解説しています。

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