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薬局のホームページデザインとは?おススメの事例もご紹介します

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薬局のホームページデザインは、様々な役割を果たします。例えば、情報発信や患者さんとの信頼関係の構築、集客、ブランディングなどです。薬局業界でDXが推進される中、ホームページの重要性はさらに増すでしょう。

本記事では、ホームページのデザイン事例を詳しく解説します。それらを通じて、デザインのポイントや魅力的なホームページ作成のコツを解説します。

1. 薬局のホームページデザインのポイント

1-1. 信頼感を生む

薬局は、専門性と倫理性の高さが求められる医療機関です。それをホームページで訴求するためには、清潔感があり、落ち着いた雰囲気の色の配色やデザインを選ぶことが重要です。例えば白をベースにしながら、パステルカラーをアクセントとして使用するのがおススメです。清潔感と温かみを両立できるホームページデザインを目指しましょう。

1-2. 分かりやすさ

薬局のホームページを訪れる方は、高齢者の方もたくさんいらっしゃいます。そういった方々が、自分の知りたい情報を迷わず探せる「分かりやすさ」がとても重要です。

例えば、掲載する情報は上部のグローバルメニューに入れるだけでなく、画像を使用したバナー等も効果的です。LINEへの登録促進や、かかりつけ薬剤師、在宅医療等の更なる訴求は大事です。

1-3. 定期的な情報発信

ホームページは、「見せる」だけでなく「情報発信」も重要な機能です。デザイン例として、「お知らせ」にニュースやトピックスを掲載します。そして「ブログ」に、薬や健康に関する知識を掲載します。

定期的な情報発信は、SEO的な効果があります。これは、検索エンジンの評価指標の「サイトの更新性」に該当します。またブログでコンテンツを積み上げていくと、様々な検索クエリが登録され、流入数が増えていきます。

SEO成功事例の画像

弊社がSEO施工し始めた初期のトレンド事例

1-4. 親近感効果

薬局で働くスタッフの笑顔やその地域に根差した活動の紹介は、患者さんとの距離を縮め、親近感を持たせます。例えば、「健康フェア」や「簡易血液検査」、「インフルエンザ予防体験」といった取り組みは、好感度がアップします。

1-5. モバイル対応

インターネットユーザーの75%以上は、スマートフォンです。そのため現代のホームページは、モバイル対応は必須です。例えば、スマートフォンでもタブレッドでもPCでも綺麗に見れるレスポンシブデザインがおススメです。

また同時にスマートフォンでの表示速度も大切です。画像のデータが重く表示速度が遅いと、ユーザーが離れてしまいます。そうならないためには、Googleの「Page Speed Insight」サービスが便利です。

2. 薬局のホームページデザイン事例

ここでは、実際の薬局のホームページ事例を解説します。

2-1. 漢方の切り口が斬新な大貫薬局

大貫薬局のホームページの写真

栃木県矢板市にある大貫薬局のホームページ


 

体質や症状に合った漢方薬による治療への取り組みがユニークなのが、栃木県矢板市にある大貫薬局です。また、予約制のカウンセリングによるダイエットサポートも行っています。

大貫薬局のデザインの特徴は、「漢方薬による健康サポート」と「あなたのまちのかかりつけ薬局」が全面に訴求されている点です。トップページのメイン画像は、漢方薬の画像がオシャレに配置されています。

またグローバルメニューの「漢方」のページでは、「日本の漢方の歴史」だけでなく「原因から取り除く」漢方のメリットが訴求されています。

2-2. オシャレな写真が特徴の自分薬局

自分薬局のホームページの写真

奈良県で8店舗を経営する自分薬局のホームページ


 

メイン写真にオシャレな店舗の写真が印象的なのが、自分薬局です。また、西大寺の青果店「野菜とくらし」との共同プロジェクト「さいだいじマルシェ」の取り組みも紹介されています。さいだいじマルシェの現場の写真もアップされてり、地域社会の貢献する薬局づくりを感じさせる設計になっています。

また採用ページが充実しているのも大きな特徴です。大勢のスタッフが登場するスライド画面は、転職希望者にとっては貴重な情報だと思われます。

特に面白いと感じたのは、会社概要の「自分薬局のポジティブスローガン」です。例えば「SAFETY」「THINK」「CARE」等のキーワードが並んでいます。薬局のホームページデザインとしては、画像とキーワードが上手に活用された事例です。

2-3. 薬局サイトの王道をいく中山薬局

中山薬局のホームページの写真

東京都八王子エリアで6店舗展開する中山薬局のホームページ


 

TOPページの爽やかなスタッフの笑顔の写真が印象的なのが、中山薬局です。この写真はかなりレベルが高く、集客にも採用にも良い影響を与えていることが推測されます。

中山薬局のサイトは、ある意味薬局のホームページデザインの王道といえます。白を基調にしながら緑でアクセントをつけ、親近感を覚えやすい写真が上手に活用されています。

また「私達の取り組み」では、ポイントが丁寧に解説されています。例えば「設備&調剤体制」「多職種連携」「在宅医療」等が詳しく説明されています。新規顧客の獲得面ではサービス力を訴求でき、人材採用面ではキャリアアップを感じさせる設計です。社員インタビューも充実しており、コンテンツにも力を入れています。

2-4. オフの充実を訴求するあやめ薬局

すみれ薬局のホームページの写真

宮崎の自然の素晴らしさを訴求しているすみれ薬局のホームページ


 

宮崎県日南市で4店舗を展開しているのが、すみれ薬局です。全国には数多くの調剤薬局が存在しますが、地方の調剤薬局は実は働く場所としては魅力が多いのです。

そして、都市圏からのUターン転職志向の薬剤師の採用も目的としています。そこで重要になるキーワードが、「ワークライフバランス」です。仕事だけでなく、プレイべートもいかに充実させるかというテーマです。山でのキャンプや海、ゴルフ、地元の名産品など、訴求ポイントは無数にあります。そういった生活全体の満足感という世界観を訴求する設計になっています。

3. どれ位読まれているかを知る

色調、レイアウト、写真の質にこだわった薬局のホームページデザイン。多くの方は、それが読者にどれぐらい読まれているのか、気になると思います。

WEBマーケティングでよく使われるツールに、Googleアナリティクスとサーチコンソールがあります。そしてこのGoogleアナリティクスの「エンゲージメント時間」が、ユーザーにどれぐらい読まれているのか把握できる指標です。

エンゲートメント時間とは、ユーザーが特定のページに来ている時間です。具体的には「見る」「読む」「スクロール」「リンクを押す」「動画を見る」動作です。このエンゲージメント時間が長いページが、ユーザーの関心度が高い優良コンテンツといえます。

SEOターゲットページの平均エンゲージメント時間は、1分30秒前後といわれています。ちなみに前回アップした『薬局のホームぺージとは?DX推進と同時に集客と採用が重要です』は、5分21秒でした。

エンゲージメント時間の画像

4. まとめ

2015年10月厚生労働省は、「患者のための薬局ビジョン」を発表しました。そこでの重要なキーワードが、「対物から対人へ」です。これは、従来の薬剤中心の業務が、患者さん中心の対人業務へ変わっていくべきというものです。

それはすなわち、従来はそれほど薬剤師の能力差が出にくかった業務が、より個人差が出るフェーズに突入したといえるかも知れません。かかりつけ薬剤師やオンライン服薬指導は、会話能力が重視されるからです。しかもLINE等の活用で、各薬局は患者さんの顧客管理を強化しています。

それを盤石なものにするためには、患者さん受けの良い薬剤師が重要です。例えば、笑顔で、丁寧でわかりやすく説明ができ、親身になってくれる薬剤師が、今後より必要とされます。だからこそその採用競争において、ホームページはより重要になると思われます。

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