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薬剤師国家試験とは?合格率TOP10や気になる過去問題も紹介!

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薬剤師国家試験

薬剤師国家試験は、毎年2月に実施される薬剤師を目指す方にとっては必須の試験です。例えば試験科目は、必須問題試験と一般問題試験に分かれています。また一般問題試験は、薬学理論問題試験と薬学実践問題試験があります。

内容的には、薬剤師に求められる倫理観や一般教養、薬学に関する知識や技能です。ちなみに、2023年に発表された第108回薬剤師国家試験の合格率は69%でした。また合格者数が一番多かったのは、東京薬科大学で397名でした。

本記事では、第107回薬剤師国家試験の内容をもとに、試験地や試験科目、受験資格、合格率他などを解説します。

 

1. 薬剤師国家試験

薬剤師国家試験

1-1. 薬剤師国家試験とは

薬剤師国家試験は、毎年2月頃に実施される資格試験です。薬剤師として働くためには、合格する必要があります。

試験の構成は、「必須問題」が90問、「一般問題(薬学理論問題)」が105問、「一般問題(薬学実践問題)」が150問の計345問です。また薬学実践問題は、「実務のみ」20問と実務とそれ以外の科目を関連させた「(複合問題)」130問です。

薬剤師国家試験の受験資格は、「薬剤師法第15条」で定められています。具体的には、薬剤師法第15条において「受験資格は6年制薬学課程を修めて卒業した者」に限定されます。

1-2. 薬剤師国家試験の難易度

薬剤師国家試験は、直近の3年間では14,000名前後が受験しています。前回の第108回薬剤師国家試験の合格率は、69%でした。例えば過去10年間の平均合格率は68.92%ですので、薬剤師国家試験は難しいといえるでしょう。

また合格点数が設定されているわけではなく、相対基準で合格点が上下する難しさもあります。そして試験の内容も、暗記すれば取れる問題だけでなく、図版やグラフを使った出題もあり、考える力が求められます。

 

2. 薬剤師国家試験2024(109回)の概要

2-1. 薬剤師国家試験日程(109回)

2024年(令和6年)2月17日(土)及び2月18日(日)

2-2. 薬剤師国家試験試験会場(109回)

2-2-1. 北海道

・北海道科学大学
〒006-8585
札幌市手稲区前田7条15-4-1

2-2-2. 宮城県

・仙台卸商センターサンフェスタ・卸町会館
〒984-0015
仙台市若林区卸町2-15-2

2-2-3. 東京都

・大正大学(巣鴨キャンパス)
〒170-8470
豊島区西巣鴨3-20-1

・武蔵野大学(有明キャンパス)
〒135-8181
江東区有明3-3-3

・帝京平成大学(中野キャンパス)
〒164-8530
中野区中野4-21-2

・東京工科大学(鎌田キャンパス)
〒144-8538
大田区西蒲田5-23-22

2-2-4. 石川県

・北陸大学(太陽が丘キャンパス)
〒920-1180
金沢市太陽が丘1-1

2-2-5. 愛知県

〒468-8502
名古屋市天白区塩釜口1-501

2-2-6. 大坂府

・大和大学(吹田キャンパス)
〒564-0082
吹田市片山町2-5-1

・大阪商業大学
〒577-8505
東大阪市御厨栄町4-1-10

2-2-7. 広島県

・安田女子大学
〒731-0153
広島市安佐南区安東6-13-1

2-2-8. 徳島県

・徳島文理大学(徳島キャンパス)
〒770-8514
徳島市山城町西浜傍示180

2-2-9. 福岡県

・第一薬科大学
〒815-8511
福岡市南区玉川町22-1

※試験会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください。お問い合わせは、薬剤師国家試験運営本部事務所へお願いします。
※複数の試験会場がある試験地については、受験票配布時に会場をお知らせします。
※試験会場等の状況によっては試験会場が変更になる場合があります。
※受験者数によっては、使用しない会場があります。

2-3. 薬剤師国家試験試験科目と配点(109回)

2-3-1. 必須試験科目/計90問

① 物理・化学・生物/15問
② 衛生/10問
③ 薬理/15問
④ 薬剤/15問
⑤ 病態・薬物治療/15問
⑥ 法規・制度・倫理/10問
⑦ 実務/10問

2-3-2. 一般問題試験

<薬学理論問題試験/105問>

① 物理・化学・生物/30問
② 衛生/20問
③ 薬理/15問
④ 薬剤/15問
⑤ 病態・薬物治療/15問
⑥ 法規・制度・倫理/10問

<薬学実践問題試験/150問>

① 物理・化学・生物/15問(複合問題)
② 衛生/10問(複合問題)
③ 薬理/10問(複合問題)
④ 薬剤/10問(複合問題)
⑤ 病態・薬物治療/10問(複合問題)
⑥ 法規・制度・倫理/10問(複合問題)
⑦ 実務/20問+65問(複合問題)

2-4. 薬剤師国家試験時間割(109回)

2-4-1. 第1日

① 9:30~11:00 必須問題試験(物理・化学・生物、衛生、薬理、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務)
② 12:30~15:00 一般問題試験(薬学理論問題/物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理)
③ 15:50~17:45 一般問題試験(薬学理論問題/薬理、薬剤、病態・薬物治療)

2-4-2. 第2日

① 9:30~11:35 一般問題試験(薬学実践問題/物理・化学・生物、衛生)※【実務】
② 13:00~14:40 一般問題試験(薬学実践問題/薬理、薬剤)※【実務】
③ 15:30~18:00 一般問題試験(薬学実践問題/病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務)※【実務】
※ 【実務】は、実務以外の科目と関連させた複合問題として出題されるものです

2-5. 受験資格について

2-5-1. 薬剤師法第15条とは

薬剤師国家試験の受験資格は、薬剤師法第15条で定められています。そこでは、「受験資格は6年制薬学課程を修めて卒業した者」と限定されています。

ただし、「薬剤師法の一部を改正する法律」という経過措置があります。これは、2006年度から2017年度までに入学した4年制薬学教育課程の卒業生が大学院課程を修了した場合、厚生労働大臣が認めれば受験資格が与えられるというものです。

2-5-2. 6年制薬学課程とは

では、受験資格で規定されている「6年制薬学課程」とはどういったものでしょうか。これは、学校教育法第87条に「薬学を履修する課程のうち臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とするものは修業年限を6年とする」と定めています。つまり日本の6年制薬学部を卒業すれば、薬剤師国家試験の受験資格を得ることができます。

 

3. 薬剤師国家試験2023(108回)の概要

3-1. 試験日程

2024年(令和5年)2月18日(土)及び2月19日(日)

3-2. 薬剤師国家試験108回の難易度

薬剤師国家試験2023(108回)の試験結果は、受験者数は1万3,915人(新卒8548人)で、合格者数は9,602人でした。そして合格者数は、前回の107回と比べると5人減少しましたがほぼ同数です。

また合格率は0.98ポイント上がって69%、合格ラインは前回より36点高い470点でした。厚生労働省は、第106回以降は合格者数を9,600人程度に設定しています。第108回については、「合格ラインは大きく上昇したが難易度を下げた意図はなく、問題としては適正だったと考えている」としています。

3-3. 薬剤師国家試験108回のボーダー

3-4. 薬剤師国家試験108回解説

今回の試験の大きな特徴は、全科目に渡って「医療」と「臨床」に関する問題が増えたことです。例えば、医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)の方針が、出題に大きく反映されていました。具体的には、複数の疾患が合併した患者さんへの対応や、症候や検査値から正しい薬剤を選択する問題が出題されていました。

また全領域において、図版やグラフを用いた出題が多く、読み解く力が求められたのも大きな特徴です。今回は出産希望者への対応や母子感染など、子育てを行う環境作りへの関わりが感じられました。最近の試験内容と比較すると、過去問題を習得していれば、正解できる問題が多かったと思われます。

薬剤師国家試験予備校e-RECが提供している「薬剤師国家試験令和05年度第108回一覧」は、メールアドレスの登録のみで、無料で過去問・解説が閲覧できます。

 

4. 薬剤師国家試験の合格率

4-1. 合格率大学別ランキング

薬剤師になるためには、大学の薬学部か薬科大学に設置されている6年制の薬剤師養成課程を修了し、薬剤師国家試験に合格する必要があります。薬剤師の国家試験合格は簡単ではなく、新卒者の合格率は例年80%台で、約5人に1人は落ちていることになります。

そうした時に薬剤師を育成する大学の実力を測る一つの指標として、6年制新卒者の国家試験合格率が参考になります。ここでは、第108回薬剤師国家試験の6年制新卒者の国家試験合格率トップ10ランキングをご紹介します。

大学名 受験総数 合格者数 合格率
東北大学  20名 20名 100%
 立命館大学  98名 97名 98,98%
 徳島大学 39名 38名 97,44%
 長崎大学 35名 34名 97,14%
 名城大学 253名 245名 96,84%
 昭和大学 166名 158名 95,18%
 静岡県立大学 82名 78名 95,12%
 千葉大学 39名 37名 94,87%
 岡山大学 37名 35名 94,59%
近畿大学 122名 115名 94,26%
 第一薬科大学 50名 47名 94%

4-2. 過去5年の薬剤師国家試験の合格点基準推移

ここでは、過去5年間の合格点基準について、正答率の推移を記します。

① 2023年/第108回 正答率 68.1%
② 2022年/第107回 正答率 62.9%
③ 2021年/第106回 正答率 62.5%
④ 2020年/第105回 正答率 61.7%
⑤ 2019年/第104回 正答率 65.2%

※厚生労働省/薬剤師国家試験の合格発表を行いました(第104回、第105回、第106回、第107回、第108回)より

4-3. 薬剤師国家試験合格率推移(過去10年間)

ここでは、過去10年間の合格率の推移を記します。

① 2023年/第108回 合格率 69.00%
② 2022年/第107回 合格率 68.02%
③ 2021年/第106回 合格率 68.66%
④ 2020年/第105回 合格率 69.58%
⑤ 2019年/第104回 合格率 70.91%
⑥ 2018年/第103回 合格率 70.58%
⑦ 2017年/第102回 合格率 71.58%
⑧ 2016年/第101回 合格率 76.85%
⑨ 2015年/第100回 合格率 63.17%
⑩ 2014年/第99回 合格率 60.84%

 

5. 薬剤師国家試験の合格発表(108回)について

薬剤師国家試験結果は、合格発表で知ることができます。

5-1. 薬剤師国家試験合格発表日

・2023年(令和6年)3月22日(水)14時/合格速報合格発表

5-2. 薬剤師国家試験合格者数

第108回薬剤師国家試験の合格者数は、9,602名でした。

<全体>
・出願者数/15,334名
・受験者数/13,915名
・合格者数/9,602名
・合格率/69.00%

<新卒者>

・出願者数/9,595名
・受験者数/8,548名
・合格者数/7,254名
・合格率/84.86%

 

6. 薬剤師国家試験の過去問について

6-1. 薬剤師国家試験過去問10年分

ここでは、厚生労働省が発表している薬剤師国家試験の10年分の過去問をご紹介します。

① 2023年/第108回 令和5年2月18日、19日実施
<※スマホで見やすく>
1日目①必須問題と解答
1日目②一般問題 薬学理論問題
② 2022年/第107回 令和4年2月19日、20日実施
③ 2021年/第106回 令和3年2月20日、21日実施
④ 2020年/第105回 令和2年2月22日、23日実施
⑤ 2019年/第104回 平成31年2月23日、24日実施
⑥ 2018年/第103回 平成30年2月24日、25日実施
⑦ 2017年/第102回 平成29年2月25日、26日実施
⑧ 2016年/第101回 平成28年2月27日、28日実施
⑨ 2015年/第100回 平成27年2月28日、3月1日実施
⑩ 2014年/第99回 平成26年3月1日、3月2日実施
⑪ 2015年/第98回 平成25年3月2日、3月3日実施
⑫ 2014年/第97回 平成24年3月3日、3月4日実施

6-2. 薬剤師国家試験過去問アプリ

ここでは、試験対策に役立つ薬剤師国家試験過去問アプリをご紹介します。

薬剤師 国家試験|資格試験合格アプリ
薬ゼミの薬学まるごと問題集アプリ
薬剤師国家試験過去問題集
薬剤師国家試験対策アプリ「グッピー」

 

7. 薬剤師国家試験に受かるための勉強方法

ここでは、YouTube上で再生回数の多い薬剤師国家試験に受かるための勉強方法に関する動画をご紹介します。

7-1. 薬学生が効率を求めすぎた勉強法を全て公開!!

国家試験に受かるためには、努力だけでなく、効率的な方法論も必要です。この『【勉強効率が右肩上がり!?】薬学生が効率を求めすぎた勉強法を全て公開!!』は、実際の薬学生が作成した動画です。

「スタンフォード式 最高の睡眠」や「倒れない計画術」、「超集中力」といった役立ちそうな文献も紹介してくれています。

7-2. 国家試験に受かる3つの極意

この『【受験生・薬学生必見】国家試験に受かる3つの極意〜勉強法、青本の使い方、苦手範囲覚えるには?編〜』では、「青本の使い方」や「苦手範囲」の覚え方を伝授してくれます。

やはり勉強法は、自分に合うやり方が一番効率が良く、成績が上がります。この薬剤師ちゃーこさんが時間をかけて見つけたおススメの勉強方法を解説してくれます。

7-3. 難関資格をいくつも保有している河野玄斗がおすすめする資格勉強法

動画制作者の河野玄斗氏は、難関資格をいくつも保有しています。具体的には、「公認会計士」や「簿記」、「宅建」「司法書士」などです。そしてこの『難関資格をいくつも保有している河野玄斗がおすすめする資格勉強法の効率が良すぎる』では、国家試験に合格するためのポイントを解説してくれています。

また「全体像を掴みながら取り組む」「基礎編はほどほどにして実践編に重点を置く」「楽しみを見出せたら勝ち」といったコツも、紹介されています。

 

8. まとめ

今回の記事では、薬剤師国家試験の概要や手続きの詳細、試験の結果、過去問と解説などをご紹介してきました。

また合格するための勉強方法に役立つYouTube人気動画も、ご紹介しています。そこでは実際の薬学生や、多数の国家資格を保有している方の動画なので、説得力があります。

是非存分に活用し、合格を勝ち取って下さい!

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